2006年08月13日

歌舞伎レビュー:『南総里見八犬伝』

うふふ。
うふふ。

とうとうやってきました、8月納涼歌舞伎!

chirashi_l.jpg
(今回も、松竹webから借りてきました…)

うっかりしていたせいで、週末の公演は今日しか(しかも3階のめっちゃうしろ)取れなかったんだけど、それでもオペラグラス(500円)買って来ちゃいました。

だって、今回は八犬伝ですもの!!

昔、碧也ぴんくさんの漫画で八犬伝を読んで、そのときから歌舞伎の八犬伝って見てみたいなーって思ってたのよね。
そしたら、今年のお正月に、滝沢さん主演でドラマになったでしょ?そしてそして、この納涼歌舞伎での公演。

VIVA!戌年!!(何か違う?)

ちなみに、八犬伝って、あれよ、滝沢馬琴のものすっごーーーーーく長い小説よ。南総(千葉県の南らへん)を舞台に、8人の剣士が戦うっていう話よ(ものすごく簡略化してしまった…)。そういや私、千葉にいるんだ。なんで南総に行かないんだ!もったいない!今度八犬伝ツアーやろう…(一緒に行ってくれる人大募集☆)。


さて、その八犬伝。今回は、犬塚信乃さんを市川染五郎さんがやるとのことで、ものすごく楽しみでした。きっと色男なんだろうなぁと。

そしたら、うふふ。
やっぱり、いい男でした。かっこいい!
期待通りで、オペラグラスも大活躍でした。
目の保養☆☆

そしてそして、もうひとつ。
実は私、犬飼現八さんのひそかなファン。
碧也さんの漫画でもかっこいいおにーさんだったし(ちなみに、6巻の表紙が現八さんです♪)、正月のドラマでは押尾学さん(二枚目俳優よね?)が演じてたし、ぜったいかっこいいはず!と思って見てたのですが…。





(T△T;)

…何も申し上げられません…

立ち回りはかっこいいけど…

見た目は明らかにオジサンです!いやーん!!(泣)



で、でも、信乃さんとの楼閣での立ち回りは見事でした。
八犬伝はアクションだから、ものすごく立ち回りが派手で、ほんとにすごいの。これは一見の価値ありますよ!!
そんで、福助さんの犬坂毛野さんも美しかったです。
男女の両面をもつ毛野さんは、きっと演じるのが難しいんだろうなーって思ってたら、毛野さんが男から女に変わる瞬間をものすごくコミカルに演じていて、観客の笑いを誘って、あぁ、こういうのもアリだなぁって思いました。あのシーンをもっとシリアスに演じたら、毛野さんのファンになっちゃうくらい素敵だと思いますけど☆(←ミーハー)

演出も細かいところに工夫がしてあって、古典作品なのに現代歌舞伎って感じでした。見所は多いけれど、最後の八剣士が集うシーンなんて、ほんとに華やかで、圧巻です。
夕方6時から、夜9時半までで、ちょっと遅くなるんだけど、26日までなので、興味のある方はゼヒ!!!!今からじゃ週末のチケットは取れないと思うけど、当日4時すぎくらいから幕見に並べばチケットとれるかもしれませんよ☆


posted by かずみ at 23:55| Comment(0) | TrackBack(0) | レビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月11日

ブックレビュー:"The Historian"

ようやく、ようやく、読み終わりました!
800ページ超の"The Historian"―なかなか思ったよりも手ごわい相手でした。


感想としては、誰かがAmazonのレビューに書いているとおり、

Kostova might be a good historian, but she does not write a good novel.(コストヴァ(作者)は、歴史家としては非常に優れているけれど、小説家としての手腕は感じられない)

って感じでした…。確かに面白いんだけど、オチがないっていうか、最終章が投げやりな感じ。ドラキュラ伝説をここまで細部にわたって書きこんでいる割には、人間の心理描写が雑に思えました。むしろ、小説なんかにせずに『ドラキュラ伝説をめぐって』みたいなエッセーにしたほうが、そういうのが好きな人に受け入れられたとんじゃないかなぁ…。カラーで、写真いっぱい載せたりしたら、私ならゼッタイ買っちゃう(←ミーハー)。それが、残念ながら、なまじ小説にしてしまったばっかりに“歴史小説”としては中途半端になってしまってるかも。

でも、前回も書いたとおり、『世界!不思議発見』とかお好きな人にはオススメです。ドラキュラ伝説をめぐって、アムステルダムからトルコへ、トルコからルーマニア、ブルガリアへと、手がかりを追えば追うほど謎はどんどん深まっていく。古文書とか、私はそういうの大好きなので、「これは、古代教会スラブ語だ!」とか「アラビア語で書かれた文書だ!」とか「これはルーマニアの民謡だ!」いうセリフが出てくるたびにうきうきしてました。むしろその文章を載せてくれ!って感じでした(←マニア)。

題名が"The Historian"(歴史家)で、物語の半分以上が歴史にかかわることなのに(世界史得意だった人は、読んでて分かりやすかったかもね)、私がぐぐっとひきつけられたのは

Draculaは"son of the Dragon"(竜の息子)っていう意味だ。
(正しくは、Draclea = "son of Dracul"(ドラクルの息子)で、Draculっていうのはドラキュラのお父さんのお名前。んで、Draculはルーマニア語で竜とか、悪魔とかを意味するDracから来てるんだって。詳しくなっちゃった♪)

とか

Balkan(バルカン地方)はトルコ語で "mountains"(山地)っていう意味だ。

とか、そういう、言語に関わることばかりで…(しかも、なぜか修道院用語にまで詳しくなってしまった)。
オットーマンの支配がどうたらこうたらとか、きっと著者がもっとも書きたかったことに心惹かれなかったことについては、むしろ申し訳ないくらいです。


でも、単純な私は、読み終わって早速「ルーマニアのドラキュラ城に行きたい!」と思い始めました。Sighisoara …行ってみたい!


歴史好きで、詳細な記述に疲れない人には、オススメの一冊です。
地図と世界史の年表を片手に読むと、筆者の意図に添えると思います(^^)
posted by かずみ at 22:18| Comment(0) | TrackBack(0) | レビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年07月28日

泉鏡花、な夜〜歌舞伎レビュー:『天守閣物語』〜

今日で東京での研修はおしまい。久々の満員電車通勤、がんばりました。

ってことで、今日は5時前に終わって、そのあと歌舞伎座に直行して、幕見席の行列に1時間半ほど並んで、しかも立ち見で、見てきました。

天守物語』!!

chirashi_kbk.jpg
松竹歌舞伎サイトからお借りしてきました)

泉鏡花原作の、あの幽玄で美しい世界が歌舞伎に!
そんで、海老蔵さんが、すごいいいオトコなんだわ。ちょっと、ほんとに惚れ惚れしちゃったよ…。

歌舞伎って、「いい女にダメ男」っていう構図がけっこうあるんだけど、今回の『天守物語』は「美しい女にいい男」!目の保養です。
天守物語は、白鷺城(姫路城)が舞台。白鷺城の天守閣に住む富姫(坂東玉三郎)が、わけあって天守閣を訪れた姫川図書之助(市川海老蔵)に恋をして…っていう物語。物語といっても、一晩の出来事なんですけど。一瞬で図書之助に惚れ込んで、「私の命を差し上げるわ!」とのたまう富姫。

真似できないくらい情熱的です。

それにしても、最後のシーンなんて、ほんとに美しい。月明かりのもとで、互いに手を取り合って熱い視線を交わす二人。他人事ながらどきどきします。素敵〜☆

1時間半並んで幕見席買って見た甲斐がありました。ほんとによかった!!ご興味のある皆様、7月歌舞伎は31日千秋楽ですので、お時間のあるときにぜひ!夏の夜、泉鏡花&歌舞伎の織りなす幽玄で美しい世界にうっとりすること間違いナシです。オススメ!
ただ、幕見は夕方6時10分販売開始ですが、遅くとも5時には並んでおかないと券が取れない可能性が…。今日も、5時半には幕見のチケットが完売予定となりました。やっぱり、玉三郎×海老蔵の共演ってのもポイント高いし、『天守物語』自体もけっこう有名な、人気のあるお話だからかなー。

ちなみに、8月納涼歌舞伎は八犬伝ですよ!楽しみだ♪
posted by かずみ at 23:21| Comment(0) | TrackBack(0) | レビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年07月04日

ブックレビュー:"Shopaholic and a sister" "Shopaholic Ties the Knot" ほか

Shopaholic第4弾、"shopaholic and a sister"(『レベッカとその妹』)を読み終わりました。今回は、前作"Shopaholic Ties the Knot"(レベッカ、結婚する)でめでたく結婚した夫ルークとの新婚旅行から帰ってきたレベッカが、両親から腹違いの姉がいると聞いてパニックに。なんとか姉のジェシカと仲良くなろうと策を練るレベッカですが、買い物好きのレベッカに対して姉のジェシカは極度の節約家。互いにぶつかり合いながら、反目しあいながらもお互いを認めていくようになる…っていうお話。
ちなみに、前回は書き忘れましたが、"Shopaholic Ties the Knot"はレベッカと恋人ルークの結婚にまつわる一騒動。レベッカの両親はロンドンの自宅での結婚披露宴を取り仕切っているし、かたやルークの母親はニューヨークで豪華な結婚式をと望んでいる。そして、両方が同じ日をセッティングしてしまった!さぁ、どうなるレベッカ!?…ってことで、こちらもほんとに面白かったです。

今読んでるのは、"The Historian"というサスペンス小説。まだ50ページほどしか読めてないんだけど、なかなかスリリングでおもしろいです。ルーマニアのドラキュラ伝説をはじめ、舞台はアムステルダムからスロベニア、トルコへ…。ある日一冊の古い本と黄ばんだ手紙を見つけた主人公が、歴史家の父とともに事件に巻き込まれていくという、ちょっと"ダヴィンチ・コード"にも似た感じの小説。歴史とか好きな人…「世界ふしぎ発見」とか好きな人にはオススメかも!ちなみに、日本語訳も出ているようです(NHK出版『ヒストリアン』)また読み終わったら感想書きます☆

やっぱり、電車通勤にしてよかった!思いっきり本が読めます(^^)
posted by かずみ at 22:31| Comment(0) | TrackBack(0) | レビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年06月13日

ブックレビュー:"Shopaholic takes Manhattan"

先月オススメした最近のヒット小説、『買物中毒』。今日、第二巻"Shopaholic takes Manhattan"を読み終わりました。

今回は、前回結ばれた恋人の仕事の関係で、主人公レベッカがニューヨークに行くお話。ロンドン育ちのレベッカは、アメリカでの買い物におおはしゃぎ。貨幣価値の相違もあって、どんどん買い物を続けてしまい、またまた借金を作ってしまうのです。
実は前回、ひょんなことから“ファイナンシャル・エキスパート”としてテレビで活躍するようになった彼女。けれど、視聴者には「お金の使い道には十分注意してね!」と呼びかける傍ら、自分は見境なく買い物してしまっている(しかも借金がある)というスキャンダルをマスコミに暴露され、大ピンチ。職も失い、恋人とも破局の危機に…。

今回も、はらはらどきどき、スピーディなストーリー展開で、とってもおもしろかったです。『買物中毒inマンハッタン』―ちなみに副題は、“だってロンドンのお店だけじゃ足りないんだもの…”。

ちなみに最後はとってもドラマティックです。私の好きなエンディングタイプ☆オススメ!
posted by かずみ at 23:00| Comment(2) | TrackBack(0) | レビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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